最近の情けない男について

一般女子

一般の方からの投稿です。

DVはなぜなくならないのか

最近の情けない男について考えるときに、頭に浮かぶのは最近よくニュースをにぎわす子供や女性に対しての暴力や虐待についてではないでしょうか。

筆者は子供がいるので、特に子供に関する犯罪には特に敏感になるのですが、それにしても子供の虐待や女性に対する暴力についての事件が多過ぎるような気がします。

それらの暴力に関する事件が全部、男性側に問題があるということではないのですが、どうしてここまで暴力が蔓延するような世の中になってしまったのかと思うことがあります。

そんな負の社会現象の一方で、性的マイノリティーであるLGBTの人々が社会的に認知され始めたり、若者たちの柔軟な発想による起業により、これまで注目されなかった分野や、弱い立場の人々のための社会的起業などが多くなっている喜ばしい事象もあります。

現代は昔に比べて、インターネットやSNSなどで自分自身や身近な事柄をアピールでき、共感できるネット社会になったことも大きな影響があるように思います。

世間に対して自慢したいことだけでなく、自分の負の部分も誰かに分かってもらったり、家族などの極めてプライベートな問題であれ、恥じて閉ざすのではなく、自ら助けを求めることを良しとする時代。

また、被害にあっているだろう人に対しても、周囲が見て見ぬふりをしない社会風潮の変化も大きな要因ではあると思います。

誰もが声を上げることのできる…

このような現代の状況を考慮しても、男性側が女性や子供に与える閉鎖的な暴力のニュースが減らないのはどこに問題があるのか、考えてみたいと思います。

男性が弱いもの、女性や子供などに暴力をふるうのは、何も現代だけの話ではないはずです。

おそらく、もっと卑劣でもっと過激な暴力沙汰は大昔から存在しているはずですが、それが表に出てこなかっただけと言われますが、本当にそうでしょうか。

暴力や虐待が身近に存在するということを、社会に認知されたことは良いことだとは思うのですが、だからといって暴力を振るう側についての改善策は、今のところ何の得策も見当たっているように思えないのは筆者だけではないはずです。

DVや幼児虐待などの悲惨な事件が起こり、当事者が逮捕され、逮捕までいかなくても社会的に抹殺されたりすると、第三者はそこで一定の心の安定が得られて終わりにしてしまう。

先日も著名人が女性への暴力で芸能界を引退した事例がありましたが、「引退する」という決断で、一応はその事件は収拾します。

DVの本質とそのメカニズムとは

家族や近しい人に暴力を振るうDVの原因はどこにあるのか、その原因を克服するためにはどのようにすればいいのか。

例えば覚せい剤常習者やアルコール依存症ならわりと認知されているのが、医療機関で一定期間治療を受けたり、依存症をケアするグループホームなどで集団生活をすることによって薬物やアルコールを辞めていくる治療が行われます。

DVの場合、どのような理由で起こり、何が原因でどんな治療が有効なのでしょうか。

DVと言えば、どうしても表面上の暴力がクローズアップされますが、DVの本質は相手の精神的なコントロールをすることにあります。

夫婦や恋人などの親密な関係の相手を自分の思い通りにしたいという思いから行われるわけです。

つまり言葉で相手をコントロールできなければ、相手に恐怖心を与えることで、自分の思い通りにするのです。

恐怖心を与え、相手が何もできなくなる無力感を生み出し、さらに相手の無能さなどを強調して繰り返すことによって相手の精神にダメージを与えていきます。

それと同時に、相手を周囲の意見に惑わされないように孤立させます。

夫婦間のDVであれば、相手の行動を制限し、周囲との関係を経ち、生活費などを渡さないので、どこにも行けなくして、社会的に孤立させ精神的に追いつめていきます。

こうすることで、DV被害者は「相手の言うことを聞かないと暴力をふるわれる、逃げ出したいけれど、お金がなくどうやって生活すれば良いか分からない、見つかればさらにひどいことになる」という心理状況になり、それが続けば何も考えられない状況に陥ります。

被害者が無力かし、支配されたら暴力が収まるといえばそうではなく、相手を自分につなぎ止めるための手段として、日常的に暴力をふるうという終わりのないループに陥るのです。

自己愛性人格障害がDV加害者の特徴と酷似する理由

力で相手をコントロールしたい欲求というのは、現代の社会現象からみると、相反しているような気がしますが、DV加害者の共通する特徴は「自己愛性人格障害」であるとも言われているのです。

自己愛性人格障害とは、ありのままの自分を愛することが出来ず、自分は他人より優れていて特別で偉大な存在でなければならないと信じ込む人格障害のことです。

その背景には強い劣等感、コンプレックスがあり、すぐに崩れそうになる自尊心を自己暗示をかけ、「自分は特別な存在だ」と信じるために、身近な弱者を見下し、貶めることで優越感を得ることで維持しているのです。

自己愛性人格障害の特徴

具体的な自己愛性人格障害の特徴を次に挙げてみます。

・自分の存在の重要性が絶大
・成功、権力、美しさ、愛、などの理想的な形での空想にとらわれている。
・自分は特別だから、他の地位の高い特別な人にしか理解されないと信じている。
・過剰な賞賛を他人から求める。
・特権意識が高い。自分は特別に有利な取り計らいを期待する。
・自分自身の目的のために他人を不当に利用する。
・他人の気持ちや欲求を認識せず共感できない。
・他人の幸せや成功に嫉妬する。
・傲慢で尊大な態度や行動をとる。

おそらく、自己愛性人格障害を持っていたとしても、暴力を振るうことなく普通に生活をしていける人も多いかもしれません。

人格障害と一言で言っても実際には、単なる性格の一部と考える場合も多く、第一印象では非常に好感が持てるパーソナリティーだと現れる場合も多いので分かりづらいのかもしれません。

多少の自尊心の高さは、社会的な成功を収めるためには必要なこともありますし、自分自身を特別だと思うことで困難に立ち向かえることもあるかもしれません。

人格障害と人としての強さは紙一重の場合もありますので、そこを人格障害だと見抜くことは非常に難しいのかもしれません。

DV男を生まないために

DVは必ずしも男性側から女性に対して行われることではありませんが、体力面からみても力が強いのは男性ですので、女性としてはパートナーとして選ぶ男性が、後々DVをするような人を選びたくはないですよね。

自己愛性人格障害のはっきりとした原因は解明できていませんが、幼少期の育ち方にも一因があると言われています。

幼い頃に、親の望むよい子でなければ捨てられるかもしれないという不安を持って育った子供は、自ずと人から必要とされなければ価値のない存在になると、脳に刻み込まれてしまうのです。

自分は無条件で愛されることがない、無価値な存在だと思わないための自衛手段が、障害として形成されると言われているのです。

現代は様々な価値観を受け入れる体制が徐々に出来てきているように感じています。

成人してから、様々な価値観や生き方を受け入れるための基礎は幼少期に作られていると考えると、より一層周囲の大人が子供を守っていくことが今後の社会にとって重要になっていることを感じます。

DV被害から女性や子供を守るためには、やはり加害者を生まない努力が必要です。

それにはやはり幼少期の子供の精神を正常に育む環境が不可欠だと原点に立ち返っての改善策を考える必要があるかもしれません。

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