自立した女性として生きていくために考えたい「脱依存」

「自立」という言葉の反対語
「自立」という言葉の反対語があるとすれば、それは「依存」でしょう。
光があれば影があるように、自立した女性として歩もうとしたときには、依存という言葉と向き合う必要があると思います。
女性が向き合わなければならない「依存」
依存という言葉はよく誤解されます。
一般に依存という言葉はネガティブなことに関して用いられますが、ここでは、「◯◯なしにはいられない」という精神的、物理的な状態よりも、もう少し緩いもの、何かを頼るという意味で使います。
さて、では自立して生きて行こうとする女性が、向き合わなければならない「依存」にはどんなものがあるでしょうか?
物理的なものを挙げるとすれば、それはやはり「経済的依存」であると思います。
女性の社会参加が大いに認められている現代においても、やはり女性が一人で身を立てようと思った時には、様々な障害によって、独立した経済状況を営むことが難しいことがあります。
経済的依存を回避するためには、「身の丈」を考えつつ、お金の生かし方を知る
そのような状況で、キャッシングをはじめとする「借金」に定期的に頼り、なんとか自分の生活を回すような経済状況に陥る人がいます。
私の身近にもいます。
もしあなたがそのような状態であるのでしたら、すぐにそこから脱しなければなりません。
とにかく、きちんと仕事をし、無駄な出費を見直すことから始めてください。
ヤドカリが自分の身体にぴったりの殻に住むように、自分の「身の丈にあった」生活をすることが、この負のスパイラルから抜け出す最初の施策だと思います。
ただ、誤解してはいけないことは、「借金」が全ていけないと言っているのではないということです。
借金ができるということは、信用があるという意味でもあります。
私がお伝えしたいことは、娯楽、贅沢などのためにお金を借りるのであれば、それは無駄遣いであり、止めた方が良いということ。
そうした結果、生活費が足りなくなって借りるお金も、死に金です。
同じ借金でも、投資資金であれば、利益を生んで回収することを目的としているので、お金の生き方が違うのです。
もし、あなたがやろうとしていることが「無駄遣い」なのでしたら、どうか一度、「身の丈」という言葉について再考して欲しいと思います。
精神的依存を回避するためには、自分自身を振り返り、内面と向き合うことが大切
そして、物理的依存よりも、尾を引く問題になりやすいのが精神的依存です。
特に、女性はこの精神的依存に陥りやすいと傾向があると思います。
女性は、その成り立ちからして、神経が男性より細やかで警戒心が強く、潜在的に「自分より強いもの(多くは人間の男性)」に襲われる恐怖を持っています。
そのため、ストレスを溜めやすく、しかし裏腹にストレスに強いため、男性であれば身体症状が出てダウンしてしまい、強制的に「スイッチがオフ」になるところを、精神的依存に流れてしまうことが多いのです。
その他にも、女性が陥りやすいのが、恋愛への依存、セックスへの依存、そして、買い物への依存症です。
昨今では、ソーシャルメディア依存症をはじめとする、インターネットへの依存症も多く見られます。
あなたは、何かに頼り過ぎていませんか?
何かに依存し過ぎていませんか?
自立を目指す女性なら、一度、ご自身の内面と向き合ってみる必要があると思います。
全てつながっていて、意味があるからなのです。

佐倉ゆき

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