女性にとって結婚は幸福? 不幸? 本当に幸せになりたい人への5つのヒント

女性の多くは結婚をひとつのゴールとして認識している
女性の多くは結婚をひとつのゴールとして認識しています。
もちろん、そこで終わるわけではないのですが、進学し、就職し、結婚をするというルートが最善だと思っている人はたくさんいます。
しかし、一方で実際に結婚をしても離婚する人もいますし「こんなはずではなかった」と後悔する人もいて、結婚をして心の底から満足している人はどのくらいいるのでしょうか。
今回は「女性にとっての結婚」そして「女性にとっての幸せ」というテーマで、今後本当に幸せを掴みたい人への5つのヒントをご紹介します。
幸せの形は人それぞれ違っていい
幸せとはなんでしょうか。
お金があって豊かな生活ができることでしょうか。
それとも家族や仲間に囲まれて生活することでしょうか。
もしくは自由に好きなことができる環境があることでしょうか。
実はどれも正解です。
何を優先しても、その人にとっての幸せなので、誰かが否定することはできません。
つまり、結婚を選択しても、しなくても、幸せになることはできるということです。
幸せは自分で選択するもの
古い日本の考え方では「結婚=女性の幸せ」という固定観念があり、仕事などせずに早くから結婚し、主婦になる道が正しいと言われてきました。
しかし、そういう時代はもう終わりました。
これからの時代は、自分の幸せを優先して、結婚以外の道も選択できます。
もちろん、どんな道を進んでも困難はありますが、それでも「選択する権利が与えられた」のは事実です。
「結婚=幸せ」として結婚を勧めてくる人もいますが、その人の意見を取り入れるのも、取り入れないのも自由です。
そのため、しっかり学び、よく自分の中で話し合いをする必要があるでしょう。
また、人の時間は有限なので、すべてを手に入れることはできません。
何かを手に入れることは、何かを諦めるということでもあります。
一度に全部を実現できないからと言って、絶望する必要はありません。
与えられた時間を有効に使って、自分にできる限りのことをすればいいからです。
幸せかどうか判断する基準は必ず自分の中にあり、他人にジャッジされるものではありません。
「必ず自分で選択する」ということを忘れてはいけません。
結婚と出産と子育て
結婚が幸せかどうかは別として、結婚、妊娠、出産、子育てを望んでいる女性は多いです。
やはり女性に生まれたからには経験したい、子供と接するのが好き、という女性は多いからです。
期待と裏切り
結婚、妊娠、出産、子育てにおいて「こんなはずじゃなかった」と言う人と「まあ、こんなもんだろう」という人がいます。
前者はたまたま不幸に見舞われた人で、後者はたまたまラッキーだった人でしょうか。
そうでもありません。
これらのイベントで「こうあって欲しい」という期待を抱いている人は、どこかで必ず裏切られる場面に遭遇するでしょう。
大きな期待を抱いている人は「こんな予定ではなかった、こんなことになるなんて思いもしなかった」と言います。
これでは幸せになる道は程遠いでしょう。
幸せになるためには「期待をしない」という姿勢がとても大事です。
起きた出来事をありのまま受け止め、そういうものだと納得することです。
予期せぬ出来事や、周囲と比べて不幸に思えること、幸福ルートから外れるような出来事などは、自分でコントロールできない部分で必ず起こるものと考えておきましょう。
このようなことが起こっても幸せでいるためには、大きな期待はしない、ということです。
病気になったり、怪我をしたり、といったことは予防のしようがありません。
まして、結婚後に家族がそうなってしまうことは考えられ、ひとつひとつに「こんなはずじゃなかった」と嘆いていては、いつまでも幸せになることはできないでしょう。
夫を人として? 男性として?
結婚相手の男性のことは、どのような形で愛していますか?
そこに「男女の関係あってこその絆」があるのであれば、長続きしない可能性があります。
たとえば彼が「俺は君の顔が好きだ」と言ったとします。
しかし、時間が経つにつれ年を取り、顔は変わっていきます。
彼は「俺は君の顔が好きだった、もう顔が変わってしまったから価値はない、別れる」と言った場合、どのような気持ちになりますか?
結婚相手は、人生のパートナーです。
男女関係というより、良き友人である必要があります。
結婚相手を選ぶときは、男性として魅力的である、セクシー、見た目が好み、と言ったポイントよりも「会話が成立する、何でも話し合える、理解し合うことができる」といった内面的な要素を重視すべきでしょう。
また、結婚した後であっても、話し合いができる時間を多く設けて、理解を深め合うことに力を費やしましょう。
それが叶わないパートナーであれば、早めに決着をつけた方がお互いに幸せになれるでしょう。
依存しないために
結婚をすると、夫に依存してしまう女性がいます。
経済的な依存であったり、精神的な依存であったりしますが、これらの依存はなるべく回避し「夫がいなくても生きていける状況」を確保することが幸せへの大きな一歩です。
経済的な自立を目指す
結婚や出産によって仕事を手放してしまう女性は多く、子育てしながらの仕事復帰も難しいことから、なかなか経済的に自立できない人はたくさんいます。
日本の場合、女性が子育てをしながら男性並に働くことが求められているため、これが原因で体調を崩してしまう人も増えています。
かと言って夫の経済力にばかりも頼っていられません。
経済的な自立とは、就職する、正社員になる、という道だけではありません。
むしろ、女性の方が真面目でしっかり仕事をこなす人が多いと言われているので、経営者向きと言えるでしょう。
フリーランスで自分の都合に合わせて仕事を受注したり、フランチャイズで独立してみる、という方法もあります。
子育てしながら在宅で仕事をする方法もありますので、とにかく1円でも自分の力でお金を稼ぐということを目指しましょう。
経済的に自立することで、夫からの「お前らを養ってやっているんだぞ」という精神的な圧力もなくなり、欲しいものを自由に買えるなど、心に余裕が生まれます。
他人のマウンティングに屈しない
女性にとって大きな壁となるのが「他人からのマウンティング」です。
たとえば、自分にとって今の状況が幸せだったとしても、周囲から「そんなの幸せじゃないよ! 不幸だよ! 」と言われることによって「自分は不幸なのでは」と不安になることが多々あるでしょう。
とくに自尊心の低い女性や、今まで虐げられてきた経験のある人にとって、他人からのマウンティングで幸か不幸か揺らいでしまうことは、何よりも悲しいことです。
情報は取捨選択する
テレビを見ていて、誰かが差別的な発言をし、それに不快感を抱いたらどうしますか?
そうです、テレビを消しましょう。
SNSで見たくない画像が流れてきたらどうしますか?
画面をそっと閉じましょう。
これと同じく、もし知人に「あんたは不幸だ、かわいそうだ」と言われたら、そっとその場を去りましょう。
そしてできるだけその人とは関わらないように生活しましょう。
幸せの価値観は人それぞれ違いますが、一番の害悪はそれを知らずに「自分の価値観を他人に押し付けてくる人」です。
彼らは自分が一番正しいのだ、ということを証明するために、誰かを傷つけようとします。
誰かを否定することで自分を肯定しようとするのです。
人にはそれぞれ「自分のものさし」があり、そのものさしを使って自分を測ればいいだけなので、他人が勝手にものさしで測って「あなたは不幸だ」と言うことはできません。
また「このままだとあなたは不幸になる」であったり「そんなことで満足してたらダメ!もっと上を目指さないと」といったペースを乱すような言葉にも耳を傾けてはいけません。
それらはただの情報なので、必要のない情報は取捨選択しましょう。
人から評価される幸せより自分の幸せ
誰かを見て「あの人、幸せそうだな、羨ましいな」と思うことがあります。
誰にでもあるでしょう。
しかし、羨ましがられている本人は、本当に幸せかと言えばそんなことはなく、笑顔の裏で「早く休みたい、疲れた」と思っているかもしれません。
つまり、私たちが「羨ましい」と思っているのは幻想で、そこに実在しない「幸せなイメージ」に対して憧れているだけです。
幸せを自分の外側に求めても、雲のように掴むことはできません。
人から評価される「幸せ」ではなく、自分の中にある「幸せ」を追求することが、本当の幸せになる近道と言えるでしょう。
結婚によって幸せになるのではなく、幸せな人が結婚をするから幸せに見えます。
まずは「自分は何をすれば幸せを感じることができるか」を考えてみましょう。

佐倉ゆき

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