女性の自己実現の場所「プチ起業」と「起業」の大きな違いとは?

冨永知子@自立18公式ライターです。

男女差別が騒がれている中、実際に結婚や出産で仕事をやめなければならなかった女性や、男性と同じくらい頑張っても出世させてもらえないケースなど、仕事に関しては男性より不利だと感じている女性は多いでしょう。
 

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子育てや家事を放棄するわけにもいかず、スキマ時間を使って何かできないか、ということで注目されているのがプチ起業です。

では、プチ起業と起業では何が違うのでしょうか?

今回は、プチ起業と起業の違いについてご紹介します。 
 

1.プチ起業と起業の大きな違い

Macを持ち込みビーチノマド
 

女性の間で流行っている「プチ起業」とは、具体的に本格的な「起業」と何が違うのでしょうか?
根本的に大きな違いはありません。

新しい事業を始める、という意味では同じですし、プチ起業をしたら思いのほか大成功した、という事例もあり、明確な線引きは難しいでしょう。

自宅を改装してカフェを経営するなどを「プチ起業」と呼ぶ場合がありますが、開店資金に数百万円かかっている場合もあり、プチとは呼べない事例もあります。
では、一般的に言うプチ起業と起業の違いとは、どのような点なのでしょうか。
 

プチ起業は副業に近い

プチ起業とはその名のとおり、小さな資金、低いリスクで新しい事業を起こすことです。
なぜプチな状態で起業するかというと、起業資金が調達できないことや、ライフスタイルの変化によって辞めなければならないことがあると想定していること、失敗しても損をしたくないこと、などが挙げられます。

とくに家事や育児をしながら行う主婦層のプチ起業が盛んですが、家事と育児を生活のメインとしている人にとって、空き時間を使って好きな仕事ができる、というのがプチ起業の強みです。

つまり、パートやアルバイト、副業くらいの収入を、新しい事業を起こしてそこから得ようとしている、というのがプチ起業の姿です。
もちろん、パートやアルバイトのように働いた分しっかりお金がもらえると約束されるわけではないので、博打の要素があります。

しかし、どうせ収入を得るなら好きなことをしてお金を稼ぎたい、無理のない範囲で仕事がしたい、という女性の希望に沿った雇用形態がないことから、自分で仕事を作ってしまおう、というのがプチ起業の側面です。
 

プチ起業はリスクが低い

プチ起業はリスクが低いのですが、なぜ女性たちはリスクを恐れているのでしょうか。
まず、プチ起業をする際、家族からの理解や協力は不可欠です。
実際、家族の理解が得られずに断念するケースも多いです。

家族を説得する際「誰にも迷惑かけないから、お金の面でも損はしないから」と約束する必要があります。
また、夫の転勤、子供の学校のこと、親の介護などで、どうしても廃業しなければならないケースがあるなど、仕事をメインとすることができない事情を抱えている人が多いです。

大きな事業を起こし、本格的に起業した場合、家族を捨ててでも仕事を優先しなければならないことがあります。
つまり、女性が起業ではなくプチ起業を選ぶのは、多くは「リスクを低くしておいて、いつでも辞められるようにしておくため」と考えられます。 
 

2.女性はなぜプチ起業を目指すのか

ビーチで遊んでいる女の子
 

女性の間で人気のプチ起業ですが、実際に「目に見えて利益が出ている」という人は多くありません。
多くの人が利益が出る前に挫折して、諦めてしまいます。

なぜそうなってしまうのでしょうか?

それは、プチ起業と言えどビジネス。
その基礎を全く学ばず、適当にやっているからです。

たとえばカウンセリングでプチ起業する人は、カウンセリングの勉強ばかりしたがります。
ですが、ビジネスはカウンセリングをすること以外にもたくさんのことをやらなければなりません。
それが何もできないのです。
 

プチ起業は自己実現の場所でもある!

子供の頃からの夢を実現できないまま大人になった人は多いですが、それらの「夢」をプチ起業に託す女性が多いです。
利益も大事ですが、それよりも楽しみたい、憧れだった仕事を経験したい、という気持ちが強いからでしょう。

誰でもできるプチ起業は、一度は憧れた職業に挑戦できる機会でもあります。

とくに、雑貨店やカフェの経営を希望する女性は多いですね。
まともにやればほぼ失敗しますが、きちんと基礎を学べばチャンスはあります。

ですが、確かに、利益に繋がらなかったとしても「好きなことができた、良かった」と終えることができますが、利益をきちんと出せるようにやりたいですよね!
 

女性プチ起業家は女性が支える?

女性同士は横の繋がりが強いと言われています。
プチ起業をする際、ご近所の交流やママ友などの人脈は欠かせないコネクションです。

とくに女性同士は、プチ起業する友人知人を応援するケースが多く、情報交換をしたり、商品を購入するなどして「女性が女性を支える仕組み」があります。

たとえば、ネイリストが自宅でネイルサロンを開いた場合、顧客はほとんどが友人知人で新規の顧客は少ないというケースが多いです。
このように、友人知人を相手に商売することで成り立っているプチ起業も多く、仲間が多い人ほど有利と言えます。

同じ世代の女性を味方につけることができれば、本格的な起業のようにどのような顧客がつくかわからない、利益も0か100か、という世界ではないので、大成功とまではいかなくてもプチ成功しやすい業界となっています。 
 

3.女性は忙しいからプチ起業を選ぶ

掃除をする女性
 

女性には本格的な起業がしにくい理由があります。
それは資金が確保できない、というお金の問題だけでなく、現実的に忙しいからです。

プチ起業を選ぶ女性は、今自分に課せられた仕事を誰かにお願いすることができない、というギリギリの状態にいることが多く、まとまった時間が取れない故に仕事に出ることができない場合も多いからです。
 

家事も子育ても代わりがいない

単純にお金だけが欲しい場合、仕事に出ることで収入を得ることができます。
しかし、女性の中には仕事に出られない人も多く、家事や育児、介護などを優先しなければならない状況の人がいます。
家事や育児ではお金を得られないばかりか、休むことが許されません。

女性一人が最後の砦となってギリギリで踏ん張っているパターンが多く、それだけですでに相当忙しい状態です。
つまり、ここから収入を得るためには、家事や育児に穴を開けず、かつ誰にも迷惑をかけない形で仕事をしなければなりません。

ということは、家事育児が終わってやっと自由になる時間帯と言えば、早朝もしくは深夜でしょうか。
このようなスキマ時間を使って効率よくできる仕事はなかなかありません。

プチ起業を選ぶ女性は、仕事がしたい女性です。
しかし、すでに家事や育児といった重大な責務を担っているので、それを放棄することができません。
時間や体力にも限界があり、仕事を最優先にすることができない、ということから苦肉の策で編み出された新しい仕事の仕方と言えるでしょう。 
 

小さくはじめて大きく羽ばたくプチ起業

新緑の中で気持ち良さそう
 

女性は一生家事と育児に縛られているわけではありません。
プチ起業で手応えを感じ、そこから本格的な起業に乗り出す人もいますし、誰かと協力して法人化するパターンもあります。
子育てが一段落してから本格的に活動する人もいるでしょう。

プチ起業はリスクが低いだけでなく、自由にチャレンジできるというメリットがあります。
誰も気付かなかった盲点に気づき、ビジネスチャンスとして大きく羽ばたくことができる可能性が誰にでもあります。

プチ起業と起業は違う、プチ起業は主婦の遊びだ、と評する人もいますが、誰がどのような形で成功するかは誰にもわかりません。
本格的に起業して大失敗している人もたくさんいます。
リスクを恐れて何もしないまま後悔するよりも、やってみたいことがあれば、やって満足する道を選んでみてはいかがでしょうか。 
 

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冨永 知子

冨永 知子

自立18の公式ライター。作家としての受賞経験もある独立系コラムニスト。プチ起業の経験も豊富。執筆を通じて多くの女性に自立した生き方、恋愛、美容情報などを伝えている。