私が「女性の自立」=「仕事をする」というのは間違いだと思う理由

仕事をするとはどういう意味?
辞書で「仕事」という言葉をひいてみると、
① 何かを作り出す、または、成し遂げるための行動。
② 生計を立てる手段として従事する事柄、職業。
と書いてあります。
辞書で言葉の意味を引くほど難しい言葉でもなければ、意味も皆さんが知っているとおりのもので、職業を指します。
ただ、一つ意外だったのは、1の「何かを作り出す、または、成し遂げるための行動」と書いてあることです。
「何かを作り出す」ことや「成し遂げること」も仕事という意味になるのかと感心しました。
仕事というのは、ただ生計を立てるために行う事だけではなかったんですね。
女性の自立とは?
自立できる仕事と聞くと、「一人で独立してやる」というイメージがわきますが、「自立」と言っても様々な意味を持ちます。
たとえば、今述べたように「独立すること」もそうですし、「何かから離れて自分でやること」これも自立です。
何かから離れるということは「独立すること」という言葉と似ている部分がありますが、違いがあると私は思っています。
何から自立していくのか、そこが「キーポイント」だと思うのです。
一緒に仕事をしていた人から自立するのか、家族から離れて自立するのか、自分の依存している気持ちから自立するのか、取り方によっては様々な「自立」があると思います。
一言で言えば、自立とは「精神的に強くなる」という事だと思います。
誰かに依存しない、それが自立です。
何か大きな事をしなければ自立にならないという事ではなく、目に見えない形でも「自分で立つこと」ができれば、それは立派な自立につながると思います。
自立できる仕事とは?
仕事をすればお金がもらえるわけですが、
「それで自立できたことになるのか?」
と言われると、それは別物だと思います。
では、正社員として勤めれば自立できていることになるのでしょうか?
いえ、そうとも言えません。
場合によっては、会社に依存している自分がいるからです。
「依存心があること」が一番の問題なのではないでしょうか?
自立とは、職種や雇用形態のことではないのです。
自立の秘訣は、「努力と時間」であると私は考えています。
と言っても、朝から晩まで働くという意味ではありません。
精神的に自立するために、自信を持つために、自分に向き合い続ける努力と時間が必要だと思うのです。
自分の心が依存してしまっているものの存在を知り、そこから離れるために精神的に強くなることです。
私は、正社員になるとか、資格を取るとか、そんなことでは自立はできないと思います。
自分でお金を稼ぐ力を身につけることは当たり前。
その上で、会社にも配偶者にも依存しない、自分の足で歩いて行ける強さを身につけることが、自立の最低条件だと思うのです。
精神的な自立ができれば、誰でも結果的に、経済的にも自立する事ができると考えています。

佐倉ゆき

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