プチ起業をするのに簿記の知識は必要?

簿記の知識って必要なのでしょうか?
プチ起業をするのに簿記の知識って必要なのでしょうか?
何もわからない人が殆どだと思うのですが・・・。
「簿記や会計の知識がないから、プチ起業できない」
そんな風に思っている人、意外と多いんです。
なら、まずは転職して身につけよう!
営業事務じゃキャリアにならないし、経理に転職したい!
なんて言ってくる人もたまに・・・
そんなことをしていたら、人生が何回あっても時間が足りません!
経理、簿記は少し関わりがあります
プチ起業をするにも、経理、簿記は少し関わりがあります。
簿記とは言っても、実際は、今の時代、紙に手書きで帳簿の記入というよりも、会計ソフトへの入力が主です。
簿記はプチ起業のために学習する必要はありませんが、転職を目指すのでしたら勉強してもよいかもしれませんね。
基礎知識として、学習上、簿記は2種類あります。
儲けを考えなくていい「単式簿記」は、家庭や国、地方自治体で使われています。
それと、会社やお店など儲けを考えるところが使う「複式簿記」です。
一般的に簿記と言われているのは後者の複式簿記です。
この複式簿記ですが、なぜ複式と言われているのかと簡単に言うと、「右と左で儲けを計算する手法」だからです。
これは、ルカ・パチョーリという数学者が、ヴェネチアの商人が使っていた複式簿記を著書に記したことで世に広まりました。
今から約500年前のイタリアでのことです。
その後、イギリス、アメリカという順で広まり、日本では、福沢諭吉が翻訳して広めました。
転職を目指すなら、ひたすら練習しかない
会社の経理部門に転職する場合には、簿記の知識を訊かれることもあるかもしれません。
ですが、プチ起業の場合には、殆ど知識はいりません。
実際、税理士さんにお願いすればいいだけですし、今は複式簿記が分かっていなくてもできるシステムがたくさんあります。
手順通りに進めていけば知識がない人でも、全く問題ありません。
転職を目指す場合の簿記の勉強では、どんどん帳簿作りを勉強というより練習しましょう。
簿記資格の受験者数と合格率は、3級なら30万人受けて合格率40%くらい。
2級は、17万人受けて30%くらいと言われています。
1級になりますと、3万人受けて10%くらいです。
2級までなら練習の積み重ねでなんとかなると言われています。
簿記の学校に行くとインプットの講義から始まり、アウトプットの答案練習があります。
簿記の資格の習得に関して言えば、アウトプットだけで事足ります。
講義で分かったようになっても、実際に早く帳簿を作れないと試験では意味がありません。
時間が足らなくなります。
知識本を読むより、とにかく問題を解くようにしましょう。
それでも、AI時代には・・・
会計士、税理士さんたちでさえ、AIの時代には、その多くが生き残れないと言われています。
簿記を学んでも、、、将来が明るいとは言えません。
簿記は、今はコンピュータでできてしまいます。
それでも、学習上では自分の手で帳簿を付けるということがあります。
まるで、そろばんみたいですね。
一般企業の経理に転職する人は、税理士になるわけではないので、実際はパソコンを使うだけですが、資格を取るためには、技術を身につけなければなりません。
現場で使わないスキルを学ぶというのも、何ともおかしな気もしますが、資格とはそういうものです。
最後に繰り返しになりますが、プチ起業をするのに簿記や経理の知識は、殆ど必要ありませんので、資格を取る必要はまったくありません!
会計ソフトを買って、管理すれば十分です。
利益がでてきたら、税理士さんにお願いしちゃいましょう^^
私たちは、将来が明るく、安心できるビジネスの構築に、一刻も早く取り組みましょう!

佐倉ゆき

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