転職を繰り返してしまい自立できない女性の特徴

転職を繰り返してしまう女性の特徴
就職したら定年まで、ひとつの会社で働き続けるのが、ひと昔前の働き方のモデルでした。
私たちの生き方も時代とともに変わっていったと言えますが、その中で大きく変わったものは、私たちの「働き方」です。
昔ほど学歴重視ではなくなり、転職自体が当たり前にはなったものの、転職回数が多いとマイナスに見られることも事実です。
ではなぜ、転職を繰り返してしまうのでしょうか?
そこには、女性の自立と深い関わりがあるのでしょうか?
転職ジプシーになってしまう女性について、考えてみたいと思います。
長く仕事をしていれば、必ずどこかの時点で「このままでいいんだろうか・・・」という一抹の不安を抱く時期があります。
でも今は、入社して間もなくなんとなく違和感を感じて退職する人も珍しくありません。
- 「キャリアアップしたい」
- 「本当にやりたいことが見つかった」
という目的があれば別ですが、転職を繰り返していると採用の段階でマイナスに見られてしまう危険が大きいと言えるかもしれません。
というのも、「すぐに辞めてしまうのではないか」と思われてしまうためです。
結果、いつまでも待遇の低い仕事しかできない悪循環に陥ってしまうこともあります。
好きなことを見つけたい
転職を繰り返す人の中で多いのが、「好きなことで仕事をしたいけど、何をやりたいのかわからない」ということです。
興味を持った仕事でもひと通り覚えてしまうと、ある程度満足してしまうので、モチベーションも下がり、最初の頃のようなワクワク感はなくなってしまいますよね。
最近は、若い人のみならず30~40代の層でも、自分のやりたいことがわからずに悩んでいる人が多いと聞きます。
人生の大半を働いて生きていかなくてはいけないわけですから、やりたいことを仕事にしたい人が多いのは当然と言えます。
好奇心が旺盛で、飽きっぽい
性格の問題なので、すぐに治るものではないのですが、好奇心旺盛な人に見られやすい傾向だと思います。
興味の対象が広く、ひとつのことに収まりきらない人ともいえるでしょう。
いろいろ経験を積んでいく中で、やりたいことを見つけられる人もいます。
理想と現実のズレを感じている
大きな希望を持って入社したにも関わらず、自分の思っていた仕事と違う・・・
という理由で辞める人もいます。
特に若い人に多いと思いますが、最初から大きなことを任されたり、やりたいことをズバリやれることはないと思った方がいいと思います。
即戦力を重視した中途採用でない場合は、基本的な業務から任されるのがほとんどです。
人間関係がうまくいかない
人間関係がうまく築けず転職する人もいるようです。
いろいろな人が集まっている組織の中では、必要とあれば苦手な人とも連携を取って業務を遂行しなければなりません。
仕事は仲良しクラブではないので、どうしても馬が合わない人もいると思います。
健康を害するほどのストレスを抱えてしまうようであれば、転職は一つの逃げ道としてアリだと思いますが、ただただ嫌だから辞めたい!
という場合は、気づきや学びを得られないまま、次の転職先でも同じことを繰り返す可能性が高いと思われます。
いつも周りのせいばかりにせず、自分自身を振り返ってみることで転職癖が治ることもあります。
常に頼れる人がいる
これは「依存心」に大きく関わる問題です。
困った時に助けてくれる人がいるのは素晴らしいことですし、お互いに助け合う存在であれば理想的です。
しかし、「助け合い」=「共依存」ではありません。
依存心を断ち切らない限り、自立も不可能です。
特に身内に対しては依存しやすい傾向があります。
家族やパートナーと同居している人などは、転職を繰り返しても経済的なサポートなどをしてもらいやすい状況にあるので、特に気を付けなければなりません。
「転職しても誰かが助けてくれる」
という考えでは転職ばかりでなく、人生の迷子にもなってしまいます。
なぜ転職を繰り返すのでしょうか?
一般的に30~40代の人の場合、ひとつの会社で腰を据えて働いてきた人は、順調にキャリアを積んで大事なポジションに就き、仕事にやりがいや楽しさが出てくる人も多いです。
いっぽう転職を繰り返してしまう人は、長続きしないためキャリアを積めず、仕事のやりがいを感じることができないため、その「やりがい」を求め転職を繰り返す人もいます。
仕事に対する価値観の違い
先述しましたが、人生の大半を働いて生きていかなくてはならない世の中です。
しかも寿命は延び続け「人生100年」の時代に突入しました。
70歳や80歳になってもなお現役で働き続ける時代になったのです。
そもそも、仕事に対する私たちの価値観を考えた時、「仕事に何を求めるか?」は大きく2つに分けられると思います。
それは、
- 生きるための仕事
- やりがいを求める仕事
です。
転職を繰り返す人は、この部分が決定的に違うのです。
仕事に求めるのは「お金」?「やりがい」?
「生きるための仕事」は、生きていくための手段が仕事であり、お金を稼ぐことが目的なので、そこにやりがいは重視されません。
極端に言えば、生きていくためにお金を稼ぐので、やりがいなどは二の次ということになります。
それに対し「やりがいを求める仕事」は、仕事に充実感や喜びといった「やりがい」を求めているので、突き詰めると「生き方」に通ずるものがあります。
しかも、迷いや葛藤が生じやすく、なかなか満足するまで到達しないのが悩ましいところです。
「自分にしかできないことがあるんじゃないか?」
という自分探しの堂々巡りになってしまい、ずっとそこから抜け出せなくなってしまう人もいます。
転職ジプシーを卒業するために
前向きな転職に限って言えば、転職を繰り返すことは、「潜在的な能力がまだ眠っている」というサインかもしれません。
やりたいことがいろいろある、というのは悪いことではありません。
むしろ、それをうまく活かせば大化けする可能性すら秘めているといえます。
ただ、一般的にはネガティブにとられることが多く、転職では書類審査の段階で落とされることがよくあります。
履歴書の職歴にコンプレックスを持っている人も、少なからずいると思います。
転職を繰り返してしまう人も、好きでやっているわけではなく、「できればもう終わりにしたい!」と思っていたりします。
期限を決める
転職ジプシーを卒業するには、どんな形であれ、やりたいことがあるならまずやってみたらいかがでしょうか?
ただし、期限付きで。
期限を設けることで、やみくもに時間を浪費することなく、本当に自分がやりたいことへと気持ちがフォーカスされていきます。
少し切羽詰まった方が、本気度も増すので、より自分の内面と向き合うことができます。
あえて一つに絞らなくてもいい
あれもやりたいこれもやりたい、という人であれば、副業や複業、またはプチ起業という手段があります。
もしかしたら、無理に会社勤めにこだわっていたことが、転職ジプシーの根源だったかもしれないのです。
副業が広まりつつありますが、まだ認められていない会社もありますし、この場合の副業は、本業以外の収入の補助的な役割があるため、本格的にやりたいのであれば、どれも本業としてアピールできる「複業」という手段の方がいいかもしれません。
この複業の場合、どれもメイン事業になるため大変ではありますが、いろいろやりたい人には向いていると言えるでしょう。
とりあえず続けてみる
その仕事の面白さがわかる前に辞めてしまう、もったいない例もあります。
好きかどうか、向いているかどうかもわからない、といった場合ではとにかく続けてみてはどうでしょうか?
続けることで、その仕事の面白さや醍醐味がわかったり、実は適職だった、ということもあり得ます。
変わることよりも、続けてみることの方が大事なこともありますよね。
まとめ
いかがでしたか?
転職を繰り返すことは、本人も苦しんでいる場合がほとんどだと思います。
転職するたびに、ぎゅうぎゅうに埋まった職歴欄を見て、悲しくなってしまう人もいるのではないでしょうか。
それなら発想を変えて、自分の力で人生を切り拓いてみませんか?
「どうせ長続きしたことないし・・・」
と思うかもしれませんが、だからこそ好きなことを徹底的にやってみてほしいのです。
そこには、自分が本当に求めていた世界があるかもしれないのですから。

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