自立と独りよがりはどう違う? 残念な「強がり女子」にならないコツ

私は「自立した女」と思い込んでいませんか?

あなたは「自立している女性」と聞いて、どんな女性を思い浮かべますか?

  • 人に頼らず、なんでも自分で出来る女性?
  • 弱みを見せずに常に頑張る女性?
  • 男性にも決して負けない女性?

これらの「自立した女性像」は、実は全て間違っています。でも何となく「自立=強い」と思い込み、強がってしまう女性は多いもの。これではただの「強がり女子」ですよ?

そこで今回は「自立している女性」と「強がり女子」を比較しながら、本当に一人の女性として自立するためには、どんなことが必要なのかをケース別に見ていきたいと思います。是非ご覧になってみてくださいね。

辞書で「自立」と調べてみると、こんな言葉が書いてあります。「自分以外のものの助けなしで、または支配を受けずに、自分の力で物事をやって行くこと」「私は自立した人間だ!」と思いこんでいる女性の多くは、この言葉をそのまま素直に受け止め過ぎている気がしてなりません。

  • 誰かを頼るのは自立していない証拠
  • 自分だけで出来ることが正義
  • 全て自分で決めなくてはいけない

このような謎のルールに縛られすぎていませんか?

本当に自立しながらも豊かな人生を送っている女性たちには、そんな制約はありません。彼女たちは「上手に人を頼ること」が出来る女性でした。

「出来ないとやらないは違う」自立女子からはそんなメッセージを受け取ることが出来ます。自立していれば、もちろん自分で出来ることがたくさんある。でも、その中で全てをやらずに人に任せたり、NOということが出来る。それが本当に自立した女性と言えるのです。

ケース別「自立女子」と「強がり女子」の違いとは?

でも実際に「自分が本当に自立しているのか」を判断するのは、自分では難しいものですよね。そこで今回、3つのケースをご用意しました。

最初の質問に対する対応や考え方で、あなたが「自立女子」なのか「強がり女子」なのかをチェックすることができるんです。この中にあなたの自立へのヒントが隠れているかもしれませんよ。

自分の感情の扱い方の違い

Q1:会社で事務として働くあなた。上司から「これ、やっといてもらえる?」と、突然仕事を依頼されました。頑張れば出来るけど、今日は早く仕事を片付けてジムに行く予定だったんだ・・・。

そのときのあなたの対応はどっち?

【A】
「仕事はプライベートより優先すべき!自分の予定を変えればOK!」と、上司からの仕事を笑顔で引き受ける。でも、内心「本当はジムで運動して、すっきりしたかったんだよな。でも仕事が大切だよね」と自分に言い聞かせている。

【B】
「この仕事、今日中ですか?今日はどうしても定時に帰りたくて。」と、上司に仕事の締切を確認。「仕事ももちろん大切だけれど、プライベートも自分の人生の一部。どうしても今日中ってことなら、また何か対策を考えよう」と考え、上司には自分の素直な気持ちを伝える。

【A】を選んだあなた:強がり女子タイプ
【B】を選んだあなた:自立女子タイプ

判断ポイント

「自分の感情を素直に伝えられるか」どうかが、自立女子の分かれ目です!

日本では未だに「上司や目上の人が絶対」という風潮があります。
そんな中で「自分さえ我慢していれば」と考えてしまうのは、強がり女子の悪い癖。

本当に自立している女性なら、まずは自分の意見を堂々と述べることができます。

また自分の意見を押し通すというわけではなく、仕事に関してきちんと考えられているかもポイント。

上司に仕事を頼まれても、毎日「今日は早く帰りたいんですー」と言うだけでは、ただのワガママ女子。そうならないようにも注意したいところですね。

自分の弱点についての考え方の違い

Q2:社内で同僚たち3人とランチをしていたあなた。A子が急に「○○(あなた)って今まで彼氏できたことないんだって!」と大声で話し出します。すると、B子が「今日の夜、合コン行くんだけど一緒にどう?」とお誘いが。あなたはどうする?

【A】
彼氏なしって誰にも知られたくなかったのに!合コンなんて絶対行かない。っていうか、別に彼氏なんていなくても、今は仕事で忙しいし。それに、きっとA子もB子も私をバカにしてるんだわ。
彼氏がいたところで何の得にもならないのにね!

【B】
確かにこうやって誰かに誘ってもらわないと、出会いの場に行く機会だってないしな。自分から男の人を誘うのも苦手だし、B子に誘われて助かったな。バラされちゃったのは恥ずかしかったけど、いつまで黙っててもしょうがない!合コン、行ってみよう。

【A】を選んだあなた:強がり女子タイプ
【B】を選んだあなた:自立女子タイプ

判断ポイント

「自分の弱みを冷静に見られるか」どうかが、自立女子の分かれ目です!

強がり女子の特徴は「弱みは絶対に見せない。誰にも負けたくない。」という考え方を持っていること。たとえ自分に出来ないことや恥ずかしいことがあっても、必死にそれを隠そうとします。

一方、自立女子の方は「弱みも冷静に受け止めていること」。誰にだって出来ないことや弱みはあるもの。それをきちんと把握し、理解しているのが自立した女性です。

また自分の弱みを隠そうとするあまり、得意なことを自慢したり、他の出来ない人を話題に上げるのも強がり女子の悪い癖ですよ。

「どうしよう、困った! 」困ったときの対処法の違い

Q3:実は整理整頓が苦手なあなた。年度末が近づき、そろそろ書類の整理をしなきゃいけない状況ですが、毎日後回しにしては書類は増える一方。今年入ってきた新人は、書類の整理が得意でいつも机の上もピカピカ。後輩に手伝って欲しいけど、先輩として「出来ないから手伝って欲しい」というのも気が引ける・・・。

そのときのあなたの対応は?

【A】
いくら得意な子がいても、これは自分の仕事だよね。かなり時間がかかりそうだけど、残業して片付けちゃおう。でも全然気乗りしないんだよな・・・何だか他の仕事をするのも億劫になってきちゃった。

【B】
最近あの子と話す機会もなかったし、一緒に書類整理しながら少し話してみようかな。一人で任せた方が良さそうなら整理はお願いしちゃって、代わりに得意の営業を何件か代わってあげよう。

【A】を選んだあなた:強がり女子タイプ
【B】を選んだあなた:自立女子タイプ

判断ポイント

「人を頼ることができるか」どうかが、自立女子の分かれ目です!

「自立したい!」と考えている女性の中では、上司・同僚・後輩に関わらず「誰にも頼らず一人でやり抜くのが自立」と勘違いしている人が多いです。

人を頼るのは立派な仕事術のひとつ。むしろ賢く仕事を回せる女性が理想です。ただし、仕事の任せ方にも注意が必要。「自分が出来ないから、お願いね」と言われて気分の良い人はいませんよね?

その業務が自分の苦手なことであること、相手が頼れる存在であることをきちんと伝えることが最低限のマナーです。くれぐれも「仕事を任せてもらって光栄だと思いなさいよ」といった傲慢な態度にはならないようにしましょうね。

まとめ

いかがでしたか?

「自分の考えていた自立は、実はただの強がりだった・・・」と気づいた方も多いのではないでしょうか。

もちろん自分でやり抜く強さや粘り強さも大切です。
けれど、その小さな強がりの積み重ねで「私は出来て当たり前」を勝手に自分の中に作ってしまっていませんか?

強がって我慢し続けるのと、上手に人と関わり合いながら成長していくのとでは、物事に対する考え方もかなり変わってくるはずですよ。「突然人を頼るのは、なんだか気恥ずかしい」そんな方も、自分が今日やるべきこととの中から一つだけ。誰かにお願いしてみるのはいかがでしょうか。

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